カラフルで可愛いゴリゴリカフェのこんにゃくパフェ。食べる前から表情筋が緩みます。
アイスやチョコソースがトッピングされた奥には、大黒屋商店が誇る白こんにゃくが入っています。クセがなくて甘味にぴったり。
こんにゃくと言えば灰色が主流ですが、ゴリゴリカフェのスイーツで使用しているのは白こんにゃく。白こんにゃくは特に珍しいものではなく、こんにゃく芋を製粉したもので作ると全て白こんにゃくになるそうです。
大黒屋商店は昔ながらの「バタ練り製法」にこだわっています。
「バタ練りで白こんにゃくを作っている事業者は全国でも珍しいかも」
そう教えてくれたのは、カフェを担当する高田さやかさん。
こんにゃくを練り上げる時、空気を含みながらバタバタと音が鳴ることから名付けられた「バタ練り」。この製法で作られたこんにゃくは、歯ごたえと味しみが格段に良くなります。そして、白こんにゃくは臭みがなく、袋から開封して水洗いのみで食べられるのが特徴。
アク抜きがいらないって便利ですね。スイーツだけでなく、黒こんにゃくと同じで煮ても、炒めても、焼いても美味しく食べられます。
「小さい頃から寒天に黒蜜きなこをかけて食べる習慣があって。ところてんでも美味しいだろうな、白こんにゃくでも美味しいだろうなって実験的に始めたら、ほらやっぱりって」
低カロリーで腸内改善にも良いと注目されているこんにゃくスイーツ。話題になる前からご夫婦で美味しい食べ方を研究していたそうです。
製造所のリニューアルをきっかけに直売所と夏季限定カフェを開始。白こんにゃく、ところてん、かき氷のメニューが豊富で目移りします。
「可愛いデコレーションはスタッフの技とセンスなんです。こんな組み合わせが美味しいんだよねって話したら、スタッフが形にしてくれるの」
お話を聞いているだけで楽しい雰囲気が伝わってきます。
意図したメニューの数ではなく、美味しいから食べてほしい、知って欲しいという思いの表れなんですね。
可愛いだけではない、美味しさの奥には伝統の技と人情があるゴリゴリカフェのこんにゃくスイーツをぜひ堪能してみて。